この世界の片隅にを見て

この世界の片隅に

ずっと気になっていた「この世界の片隅に」をようやく観れました。
がっつりネタバレを含んでいますので、まだ観ていない方はご注意ください。


映画『この世界の片隅に』予告編

 

 

 

 

 

 

印象に残ったところ

オープニングシーン

初っ端からじんわり泣きました。
主人公のすずさんの幼少期のシーンで、小舟に乗って町へ行く様子が描かれているんですが、町が美しくて、人も生き生きとしています。BGMのクラシックも穏やかでぴったり。
泣いてしまったのは、その後空襲でこの美しい生活が破壊されるというのを知っているから、切なくなったんだと思います。

 

うさぎが跳ねている海の絵

海の波のことを、うさぎが跳ねていると表現するのって素敵ですよね。
「こんなことじゃ、海を嫌いになれんじゃろうが」と言いながら去っていく場面が、暖かくて好きでした。
水原がかわいいし、背景の海でうさぎがぴょんぴょんしているのもかわいい。
彼もきっとこの絵を見てあたたかい気持ちになったんだろうなーと思いました。

 

スケッチブックに原爆ドームを描くシーン

私たちは原爆ドームと読んでいるけど、昔はちゃんと別の名前があって美しい建物だったんだよなぁということを、このシーンを見て思い出しました。
本当の名前は広島県産業奨励館。ちゃんとこの名前も覚えていたいです。

 

すずさんが妊娠したかも?というシーン

私はずっと妊娠したと思っていたんですが、いろんな方のブログなどを読むと、あれは勘違いだったんですね。
朝ごはんは2人分だったのが、病院にいったその夜ご飯では1人分以下に戻っている、というところで「妊娠していなかった」ということを表しているそうです。
てっきり妊娠していると思っていたので、ずっと「こんな重労働して大丈夫かな?」と心配していました。

 

すずと秀作が電車でケンカするシーン

好きです。とくに靴下のくだりとか。

 

広島弁

私は父が広島出身なので、映画の広島弁を聞きながら祖母や親戚のことを思い出しました。
特にお姉さん役の話し方が好きでした。
「すずさんの居場所はここでもいい、自分で決め」という台詞の声がすごく優しくて素敵でした。

 

すずと晴美が防空壕で空襲を受けたシーン

すごくリアルだと思いました。画面の揺れとか、音とか、人の叫び声とか。
「キャー」と大きく叫ぶんじゃなくて、「うわぁ」と漏れるように叫ぶのがリアルに感じました。
戦争ではこんな怖い経験をしていたんだな…と思ってここでも少し泣きました。

 

晴美ちゃんと時限爆弾に遭ってしまうシーン

真っ黒の画面に、線香花火のような火花が散る表現、すごいですよね。
直接的な爆発の場面や人が傷つく様子は全く描かれていないのに、明らかに絶望的なことが起きたと感じさせられました。

 

すずさんが右手を失って、背景がだんだんと絵になっていくシーン

すずさんの気持ちを表したようなシーンで、なんだか印象に残りました。

 

広島から飛んできた障子

障子の1枚1枚に過去の思い出が映り、1つずつ消えて破れていく様子。
これも直接的な描き方じゃないですが、これまでの良いものが破壊されたというのがすごく分かるし、悲しくなりました。

 

終戦後、夜の家に灯りが灯るシーン

戦争が終わったんだという安心感と、これからの希望が見えるようなシーンでした。

 

というわけで、「この世界の片隅に」で印象に残ったシーンでした。
この作品の原作は漫画なのですが、漫画では秀作とりんが過去に関係を持っていたという描写があるようで、映画よりも少しどろっとしたところもある内容なのかなぁと思います。
原作読もうかなぁと思いましたが、そういうドロッとした要素を知りたくないなという気持ちもあって、今はこの映画の世界を大切にしたいと思います。

良い映画をありがとうございました。

 

 

 

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